澁澤龍彦が選ぶポルノグラフィーBEST10
澁澤龍彦が「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」中のエッセイ「ポルノグラフィ」(初出は雑誌「マリ・クレール」の1984年9月号)にて、自身の選ぶポルノグラフィのBEST10を披露している。
以下、そのラインナップ。
■マルキ・ド・サド 「悪徳の栄え」
河出書房新社
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河出書房新社
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■オーブリ・ビアズレー「美神の館」
中央公論社
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■ポーリーヌ・レージュ「O嬢の物語」
河出書房新社
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■A・ピエール・ド・マンディアルグ「城の中のイギリス人」
白水社
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■ギヨーム・アポリネール「一万一千本の鞭」
富士見書房
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■ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」
(角川文庫クラシックス)
角川書店
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■ジャン・コクトー「白書」
■フランク・ハリス「わが生涯と愛」
■ピエール・クロソウスキー「ロベルトは今夜」
河出書房新社
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■ピエール・ルイス「アフロディテ―古代風俗 」
平凡社
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定番といった感じのラインナップではあるけれど、マゾッホの「毛皮のビーナス」が入っていないのがちょっと不思議かも。エッセイの中では、GOOD40として次点40作もリストアップされているのだが、そちらにも入っていない。
この中で未読なのは、後半のジャン・コクトー「白書」、フランク・ハリス「わが生涯と愛」、ピエール・クロソウスキー「ロベルトは今夜」、ピエール・ルイス「アフロディテ―古代風俗 」。
既読の7冊については澁澤がベストに選ぶだけあって、どれも面白いと思うけど、自分の好みでいうと「悪徳の栄え」と「城の中のイギリス人」が双璧だろうか。(サドは澁澤の抄訳でしか読んだことないのだが、佐藤晴夫訳はどんなものだろう?)
バタイユは「マダム・エドワルダ」より「眼球譚」の方が好み。因みにバタイユは光文社古典新訳文庫から「マダム・エドワルダ/目玉の話」として新訳が出てるけど「眼球譚」を「目玉の話」などと訳す神経を疑う。という訳で読むのならやはり生田耕作訳をお勧めしたい。
未読の中ではフランク・ハリスの「わが生涯と愛」は面白そうなんで読んでみたいなぁ。
※追記
バタイユの「眼球譚」の生田耕作訳と中条省平訳について比較してるブログがあった。
MobileSamurai41 : バタイユ「眼球譚」→「目玉の話」
ここで抜き書きされてる部分を見たかぎりでは、やはり僕には生田耕作の訳の方が断然良いように思える。僕はフェティシズムは様式であり、その様式を維持するには(翻訳としての正確さや読みやすさとはまた別の)相応しい言葉が必要なのだと信じる。
学習研究社
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Jul 1, 2008 8:38:47 PM | Permalink
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Comments
「城の中のイギリス人」をお送りするところでした。
そうですね、Hugoさんはたいへんな読書家だから、たいてい読んでいるんでしょう。
うーん、困ったな。
Posted by: osa | 2008.07.01 11:17 午後
osaさん、こんにちは。
いやー全然読んでないですよ。実は「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」にはネタにしたエッセイ以外に澁澤が選んだノンジャンルの小説BEST10も掲載されてるんですが、そちらは半分も読んでないありさまだったんで、ポルノの方を取り上げた次第です。
Posted by: Hugo | 2008.07.02 04:27 午後