見た映画「隣人13号」
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井上三太の同名漫画を映画化したもの。監督の井上靖雄はPV出身で映画はこれが初監督作品。
原作の漫画は単行本が出た時点で買って読んだのだが、内容の殆どを忘れてしまっている。最近、こういうことが非常に多いなぁ。歳はとりたくないものだけど、良く考えたら若い頃から見ても読んでも直ぐに忘れてしまうタイプであった。
お話は小学生時代、酷いいじめにあっていた主人公村崎十三の精神に芽生えた凶暴な別人格13号が かつて自分をいじめた相手に冷酷無惨な復讐を挑むというもの。主人公の村崎十三を小栗旬、別人格である13号を中村獅童が演じるという二人一役なキャスティング。
映画の冒頭や劇中、十三と13号の心理的葛藤の心象風景として、荒涼とした土地の中にぽつりと建つ掘っ立て小屋で十三と13号が裸で対峙するという何だか良く判らないけれど、絵的には格好良いというPV出身らしい場面が入る。この時、真っ裸の小栗旬のお尻がまる見えで得したのか損したのか良く判らない気持ちに。当たり前だがチンコは絶妙なライティングとカメラアングルによって見えないのが残念。十三と13号の「イースタン・プロミス」でのヴィゴ・モーテンセンばりのフルチン格闘を見たかったのになぁ。
映画そのものは、小栗旬の気弱な好青年ぶりと中村獅童の気狂いぶりの好対照や、元いじめっ子で13号の復讐相手である赤井とその嫁の見事なDQNぶりなどかなり良い感じで進んでいくのだが、最後の最後で、いきなりミラクルな展開による大団円という理解を超えたエンディングを迎えてしまう。こういオチが無しとは言わんが、無関係の人間を二人殺害し、年端のいかない赤井の子供を赤井自身に殺害させるという鬼畜なことまでやっておいて、それはないのではないか? と、マジで開いた口がふさがらない。"ジキルとハイド"モノであれば、善なる人格と悪なる人格との対立と超克が描かれてしかるべきだが、この映画ではそういう対立を描くことを放棄(先に上げた真っ裸シーンで表現してるつもりかもしれんけど)して、超自然的な方法で強制的に解決してしまう。お話的には大団円かもしれんが、映画としてそれじゃ駄目だろう。
あと、小栗旬と中村獅童による二人一役も悪くはないと思うけれど、小栗旬による13号もちょっと見たかったなぁ。
allcinema : 隣人13号
IMDb : Rinjin 13-gô
Jun 19, 2008 5:09:49 PM | Permalink
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