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2008.03.26

memo : 青空文庫

「あのね、ハナッて、何んだか知つてる?」
「ハナ? ハナッて……この鼻?」と私は鼻を指先で叩いてみせた。
「うん、出てくる鼻汁(はな)よ」
「うゝうん、知らない」と首をふると、
「あのね、ハナはノーミソの腐つたものなんですつてさ……」千代ちやんは大げさに、まるくて茶色いその眼を、一層まるくしてさう教へてくれた。

ハナとタマシヒ 平山 千代子著より

青空文庫 : ハナとタマシヒ - 平山 千代子

青空文庫で 平山千代子の「ハナとタマシヒ」という作品が公開されました。
恥ずかしながら、この平山千代子という人(1925年の生まれで1944年に亡くなられてます。ということは享年19歳ですか)のことを全然知らなくて、たまたまタイトルに惹かれて読んだんですが、本当に良いです。いや、ちょっとマジで吃驚しました。
グーグルで検索してもあまり良く判らなかったんですが、この人何者なんでしょうか?
とりあえず他の作品も読んでみることにします。

みの―美しいものになら (1954年)
平山 千代子
四季社 (1954/00)

amazonにはこの1冊だけ登録されてましたが、絶版らしくマーケットプレイスで12,999円という高値が付いてます。(※日本の古本屋で検索したら再版だと1,500円ぐらいが相場みたい)

青空文庫 : 作家別作品リスト - 平山千代子


2008/03/28 追記

青空ニュースの at-sushi さんが平山千代子の略歴について教えてくれています。
青空ニュースにはパームリンクが無いようなので、少し引用させてもらいます。

大正14年12月16日、鉄道省の役人だった平山孝の長女として東京に生れる。
昭和7年4月、仙台東二番町小学校に入学。
昭和8年、戸塚第三小学校に転校。
昭和13年、日本女子大学附属高女に入学。
昭和13年7月、名古屋椙山高女に転校。
昭和14年、日本女子大に復校。
昭和17年5月、勤労奉仕の過労から肋膜を発病。
昭和17年10月、小康を得るも、翌年再発。
昭和19年1月、肺炎を併発。
昭和19年8月2日、死去。

青空ニュース」2008年3月28日号より

以下の本に平山千代子についての記述があるそうです。ちょっと面白そうな本なんで読んでみたいです。

夭折の天才群像―神に召された少年少女たち
山下 武
本の友社 (2004/11)
売り上げランキング: 616430

Mar 26, 2008 10:54:09 AM |

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Comments

なるほど・・
これはいい!
私も引き続くほかの作品を読ませていただきます。

Posted by: ひす | 2008.03.26 01:04 午後

でしょ、何か良いでしょ。

Posted by: Hugo | 2008.03.26 04:41 午後

で、全部読んでしまったわけですが…

何がいいんだろう?
なんとなく、読んでいて感覚が同調するような感じ?
で、思い付きました。

!(・∀・)「ブログやん!」

感性の近い日とのブログを読んでいる感覚に極めて近い?
ですので、気になって惹かれる?
これが、あの時代の人の文章だとは驚きです。
もっと読みたいですね。

残念・・

Posted by: ひす | 2008.03.26 04:58 午後

平山千代子という人は若くして死んだようですけど、1944年ということは空襲で亡くなったのかなぁ。どういう人だったんだろう、気になります。

Posted by: Hugo | 2008.03.27 03:21 午後

平山千代子さんについて、青空ニュースにすこし書いておきましたので、よろしければどうぞ。

Posted by: at-sushi | 2008.03.28 03:32 午前

at-sushi さん、わざわざどうも有り難うございます。
平山千代子という作家についてとても気になっていたので感謝します。
本文の方にも追記させていただきました。

Posted by: Hugo | 2008.03.28 10:00 午前

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