2005.04.30
森茉莉 楽しい本
しつこく、「本の本」より森茉莉関連の記事の抜書き。
1976年11月号、特集・書物愛の精神より「わが愛書」という題で島尾敏雄らと並んで森茉莉もエッセイを書いている。作家の宇野浩二について書いているのだが、褒めてるのだけど、「これは本当に褒めてるのだろうか? 寧ろ、これ本人が読んだら怒りはしないか?」などという気になってくる内容なのが森茉莉らしい。
楽しい本
宇野浩二の、題は忘れたが宇野浩二によく似た(といっても、宇野浩二を知ってゐるわけではないが、五つ六つ読んだ小説で、なんとなく宇野浩二といふ人物が暈りとだが見えてゐるわけで)人物が、母親と、ヒステリイの奥さんと三人で、暮らしてゐる小説がある。三人で炬燵に膝を入れて、なんとなく(仲よくしてゐるといふほどでもないが)黙ってゐたりしてゐるのだが、會話が、(主に主人公の男が言ふことである)その奥さんが狂ひ出すところに触れると忽ち奥さんが狂ひ出す。細かく、細かく神経を使ってゐるのだが、一日の内に何度か、危なくなって来るのだ。奥さんは怒り、かつ狂ひ、忽ち家の中はシュラの場となってしまふ。その朝から晩まで、注意に注意してゐるのに、ふとした會話がもとで危ないところに来、奥さんの神経の火薬庫にふれてしまふ。大変な生活が書かれてゐるのだが、大変に面白い傑作である。たうたう性も根も盡きて、男が親類の家かなかに行くと言って、奥さんをだましてつれ出し、自分は後から行くからと言って奥さんを電車に乗せ、奥さんが知らずに乗りこむのを見届けて、ホッとして馳け出して逃げるところで小説は終わってゐる。
もしこの小説が漱石のものだとして、この男を漱石のやうな人間物に置き代へてみると、読んでゐて気の毒でたえられなくなってくるだらう。又、いくら疲労困憊したとしても、漱石なら、別の方法をとるだらう。島尾敏雄の死の棘の世界を見ても、漱石や島尾敏雄にはいい意味の甘さが、どんなに苦しめられてゐる中でも、働くだらう。宇野浩二の一連の小説で判断すると、彼にはどこか狡いところがある。彼の小説の世界では、彼の奥さんも、恋人も、玄人で、奥さん、或いは恋人を、置屋へ行ってかけ合って、どこか別のところに住み替えさせたり、そんなことがよくあって、一条縄ではいかない一寸質の悪い、一寸芝居者のやうな男に描かれてゐる。一度、映画の試寫に行った時、廊下で宇野浩二を見たが、朦朧とした中に、たしかに把握することが出来ないウロンなところのある性格の人間にみえた。全身がぬめぬめした頭も、胴も尾も凸凹があまりない、水の中に棲む生物で、岩の陰とか岩窟の中にひそんでゐえ、近寄って危害を加へやうとするとぬるぬるしたものを全身から出して、姿が見えないやうにする。そんな生物のやうな、そんな一種、いふにはいはれない妙なところのある人物に見えた。さういふ生物に目があったら、こんな目だらうと思はれる目で一瞬、宇野浩二は私の顔に目をあてたのである。
その他、着物を何枚も持ってゐてそれを質屋にあづけておき、秋の虫干しの時には出かけていって質屋の二階一杯にかけ渡した着物の下で一日ごろりとなって、煙草をふかすのが楽しみな男を描いた、面白い小説もある。「山ごひ」「子を貸し屋」も又、傑作である。
『本の本』 ボナンザ 1976年11月号より
Apr 30, 2005 3:02:56 PM | Permalink
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2005.04.29
小栗栄子の童謡
「黒死館殺人事件」で知られる探偵小説作家の小栗虫太郎には夭折した栄子という長女が居た。東洋音楽学校在学中にカリエスを病み、昭和十二年八月に死去、享年十五歳であった。父、虫太郎ゆずりの面長、色白の美人で、実弟、曰く「やさしくて、思い遣りの深い天女のような人間」であったそうだ。彼女には文才があり彼女の手による詩が残されている。(図は、当時、小栗家に同居していた画家、茂田井武の描いた栄子)
童謡 「お化峠」 小栗栄子
おばけ峠に日が暮れて
夕日が赤く映える頃
お上りさんの飛脚屋が
頭にちょんまげちょいとのせ
あっちをむいてはきょろきょろ
後むきむきスタコラサ
峠の茶屋が見えるのに
なんと寂しい晩なような
おやおやあっちで笑ったよ
大きな大きなかしの木が
枝をひろげてウッハッハ
小さなたぬきがちょろちょろと
赤い舌をペロペロペロ
あれあれどこかで声揃え
ウッハッハのヘッヘッヘ
そこで臆病の飛脚屋さん
なんまいだのブルブルブル
なんまいだのブルブルブル
Apr 29, 2005 5:54:25 PM | Permalink
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Janicke Ebbing
Janicke Ebbing
ノルウェーの彫刻家、Janicke EbbingのWEBギャラリー。
「Peepshow Picture」と題された、何て言うのだろう? ジオラマボックス(?)のような作品が面白い。
Apr 29, 2005 2:05:16 PM | Permalink
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Schildt Fine Art Photography
Schildt Fine Art Photography
emil schildt Photographer
デンマークの写真家、emil schildt(何て発音するのかな?)のWEBギャラリー。
天使をモチーフにした写真とか。
この写真がかなり好み。
Apr 29, 2005 1:53:38 PM | Permalink
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2005.04.28
森茉莉 シャーロック・ホオムズ
引き続き、「本の本」より森茉莉関連の記事の抜書き。
1976年6月号のミステリーとメイ探偵特集号にて、「えっせい・わたしの好きな名探偵」と題して幾人かの作家が短いエッセイを掲載しており、その中の一人として森茉莉がシャーロック・ホームズについて、その妄想交じりの想いを書いている。
シャーロック・ホオムズ
シャーロック・ホオムズは私たちに、彼は本当に実在した人物なのだと、信じさせずにはおかない、一人の小説の中の人物である。コナン・ドイルが、実在の教授をモデルにして描いたといふホオムズが大好きになって、あらゆるホオムズの事件を読んだのは、もうずいぶん昔のことで、このごろは、残りの生涯が全くない、といっていい程少なくなった生活の中で(といっても私は、若い昔と全く同じやうに、まだ何十年も生きてゐるといふ感じで毎日生きてゐるが、あとうまくいけば五年か七年、まあ大ていは高々二年、もしかすると一年かもしれない、といふ感じは、明瞭とものを考へる、私のもう一つの頭の中にはあるので)書くことで一杯になった現在では、失くしたホオムズの本を又根気よく集めて、終日静かに読んで楽しむということが一寸不可能の感じである。
私のよく知ってるホオムズは、ものは悪くないがクリーニングにもあまり出すこともないらしい、肱や膝なんかは地が薄くなってゐる趣味のいい洋服、皺をつけたままのレェン・コオトを着、靴下は伊太利の運河のやうな、茶色とも濃灰色とも見分けののつかない、それでかすかにオリイヴ色も混ざってゐるやうなのを履き、靴はロンドンのあらゆる街の土、郊外の粘土質の土なぞをつけてゐて、底の革はすり減ってゐる。ベェカー街576(?)の二階に住んでゐて、訪問者はワトスンと、種種雑多な依頼人の他は来る人はない。激しい雨の夜、事件が起こると、「ワトスン君、折角今夜は休息しやうと思ったが、われわれは現代の文明が造りだしたあらゆる防水具をつけて、雨の中に出発しなきゃあならないらしいね」なぞと言ひ、時を移さず階段を駆け下りる。下宿の奥さん(残念だかこの夫人の名を忘れた)が用意した冷たい鴨料理もそのままだ。街で時間が残った時、ワトスンと待ち合わせる時なぞにはブランディー入りの珈琲を喫むのである。ホオムズが手脚は長いが敏捷で棒術の名人で、ありとあらゆる毒物に委しいことや、鋭い正義感、又ソドミストでもなくて女を好きでないことも、ワトスンとの、なんともいへない、柔しい友情も、好きである。灯火で温まったランプの蓋の上にのせておくと、熱で溶けて気体になって蒸発して、そこにゐる人間が毒にやられた瞬間の儘の形で死ぬ毒薬を試してみるために少量の薬を装置したホオムズが、呼吸が苦しくなり、慌てて、一緒のワトスンともつれ合ふやうにして庭に出て倒れ、ワトスンに済まなかったと言ふところなんかも忘れられない。ワトスンに恋人が出来て、さらりとした態度で、寂しいが祝福するホオムズ。だがワトスンは結婚後幾らか日が経つと、もとの木阿弥で始終家庭から出て来て、ホオムズと一緒に探偵をやり出す。読者に媚びるところなぞ全く無くて、それでゐて、読者へのサァヴィスの行き届いてゐるドイル卿も素晴らしい。
私がホオムズの小説の中で、とくに好きで覚えてゐるところは多いが、二つ三つ挙げると、彼は部屋を全く片づけないでゐて、返事の必要のある手紙を小剱で壁に刺しておいたり、メキシコ産の刻み煙草を、上靴の中に入れておいたりするので、ワトスンが或日たまりかねて、「今日は片づけやう」と断固として言ひ出すと、ホオムズは隣の部屋から、これまでの事件を一件一件束ねて、大切に蔵まってある筺を持ち出して来る。さうして一寸狡さうに微笑って、話を聴きたくないかね?といふ顔をする。勿論、ワトスンは誘惑に勝てない。さうして一杯詰まってゐる束の中から一つを取り出すが、その彼の手つきは、女の子が大切な人形をとり出す時のやうに柔しいのである。又、稀に事件のない日、ヴァイオリンを出して弾くが、その指の細く長い手で、柔しく掻き鳴す、と描いてあるが、目に見えるやうである。
「白銀号事件」もいいし、ライオンズメェン(発音は不確かだが)-猛毒のある海月‐もよかったし、「斑の紐」も「いい。始まりの部分が凄く滑稽な、「赤髪聯盟」も好きだ。たしか、「オレンヂの種」といふ題で、依頼者の若者が相手の巧妙な罠に嵌って死んだ時、「可哀さうに、折角頼みに来たものを」と悔やむところ、又、狡猾で、たうたう手錠を嵌めることが出来なかった奴に、怒って、細く長い棒で打ち据えるところもよかった。 時代が古いから当然のことではあるが、ホオムズの小説があくまで探偵小説であって、推理小説でないことも好きな点だ。むろん、現代の推理小説にも夢中だし、ホオムズとは反対の、足でこつこつ突きとめるまで執拗に探偵を進める型のクロフツも好きだが、シャーロック・ホオムズの人物への親しみは私の場合特別である。私の希望は挿絵入りの古いホオムズの小説集を手に入れること、ホオムズの下宿の夫人の造らへた冷たい鴨料理がたべてみたいこと、又馬車が走ってゐたロンドンと、荒涼とした英吉利の湿地帯を見たいことなぞである。
私は、多くのホオムズファンの中で、私が一番のファンだと思ってゐる。それが嘘か本当かは、ホオムズ自身に訊いてみればわかることだ。
『本の本』 ボナンザ 1976年6月号より
Apr 28, 2005 9:55:44 PM | Permalink
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本日の画像
本日の画像は、「Screaming Orgasm Kit」という大人の玩具の商品パッケージ画像。
何か女性が叫んでおりますが、あまりオルガズムを感じてるという表情じゃないっすね。
パッケージのコピーによると、たったの4ステップで貞淑な娘さんが色情狂になっちゃうそうですよ。
中身はバイブレーターと媚薬とローションのセットだそうです。
↓こちらで購入できるみたい。
http://www.sextoys.co.uk/modules/view.asp?Prodcode=N2630
Apr 28, 2005 9:02:34 PM | Permalink
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車椅子少女のペーパードール
Apr 28, 2005 6:09:51 PM | Permalink
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本の中で見かけた気になる本。
『クララは歩かなくてはいけないの?―少女小説にみる死と障害と治癒』で紹介されてた児童文学。口をきくことが出来ないという障害を持つロウィーナという少女が主人公のお話。現代的な視点での障害者を主人公にしたお話ということでなかなか面白そうな作品。
Apr 28, 2005 5:34:41 PM | Permalink
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『PLUTO 2巻』 浦沢直樹
手塚の原作を読んでないということもあるんだろうけど、読んでて手塚臭というものは殆ど感じない。非常に惹きの強いサスペンスと人情話の連続での語り口は完全に浦沢直樹のスタイルだものな。
とりあえず2巻の目玉はアトムでしょう。僕は手塚治虫のアトムはあまり好きではないんだけど、この浦沢版アトムの愛らしいことときたら、もう大変なものですよ。このアトムは空を飛んだりお尻からマシンガンだしたりしなさそうだけど、やはり戦ったりするんだろうか? あまり戦って欲しくないけど。
Apr 28, 2005 5:24:42 PM | Permalink
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2005.04.27
本日の画像
出所不明のフランケンシュタインの怪物と人魚のツーショット写真。
そういう映画があったのか、それとも背景の感じからして撮影所でのスナップ写真なのか?
Apr 27, 2005 8:06:43 PM | Permalink
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森茉莉 私の聴いた童話 - 清心丹の香ひの中で -
引き続き、「本の本」より森茉莉関連の記事の抜書き。
1976年3月号の童話特集号にて、森茉莉の短いエッセイが掲載されている。
(文中の旧漢字は一部、新漢字に改めた)
私の聴いた童話 - 清心丹の香ひの中で -
私の母は子守唄というものは歌はない人だった。聲が悪いからと、いふのである。たしかに、女性らしい、子供がその歌ふのを聞いて睡りの国へ誘はれるやうな聲ではなかったが、子供といふものは悪い聲でも、母の歌ふのを聞けば睡るものだ。
私の母は十五代目の羽左衛門の女役のやうな美貌だったので、あたしは笑ひ顔が悪いと言って、嫩(わか)い頃は笑はなかったし、聲が女性的でないのも気にしてゐた。ただ彼女は毎夜、私の枕元に座って、掛け蒲団の上から私の上に被さるやうに、上半身をかがめ、低い聲でお伽噺をしてくれた。昔は童話とは言はなかった。話はすべて、独逸のメルヘンで、彼女が父からきいて覚えたものである。この頃の童話の本では「白雪姫」となっている雪白姫の話、薔薇姫の話(これも本には眠り姫となってゐる)、赤頭巾の話、ハンスとグレェテの話、シンデレラの話、なぞである。(死んだ兄はヘンゼルとグレェテと言ってゐたし、その方が原文通りらしいが、私は父がハンスとグレェテと言ってゐたので、ハンスとグレェテと書きたい)。母が身を屈めてゐるので、母の糸織の普段着の胸が真近に見えてゐて、その胸の辺りからは清心丹の香ひがしてゐた。清心丹は、今でも売ってはゐるが、知ってゐる人は少ない。その頃流行ってゐる清涼剤だった。「セイシンタン」といふ言葉に私は、今でも懐かしい響きを聴くのである。清心丹の香ひがかすかに漂ふ中で、私はそれらの話を聴いた。清心丹の香ひは、母の普段着にはどれも浸みこんでゐて、香を燻きこめた衣のやうな美しさと懐かしさが、感じられた。源氏物語の中の女人は、各々、その女に会った香を燻きこめて居たらしいが、私にとって母の香は清心丹の香ひだった。母の留守に、袖だたみにした母の普段着がおいてあると、私はその着物を持ち上げて、清心丹の香ひを香いだ。決して強くはない、そこはかとなく漂ってくる香ひと一緒に、幼い私は母そのものを感じとり、淋しさをまぎらはせやうとしたのだが、淋しさはその薄い香ひとともに却って深まった。母の糸織の普段着は、緑と暗い紅とを二重染めにしたやうな、アルパカの色に良く似た地色で、そこへ白で、米粒のやうな形の絣がある。母は三十になったかならぬかの年齢である。青みをおびて透徹った。艶のあるその顔が、その着物の色に照り映へて、美しかった。清心丹のほのかな香ひの中で母の聲が言ふ。
「ゆきしろひめがね……」
幼い私は母の胸の、お米が並んだやうな絣を見てゐる。その中に悪魔の老婆が籠の中に林檎を入れて、小人の家にやってくる。何度聴いても恐ろしい。雪白がたべなければいい、と希ふのである。(鏡よ、鏡よ、この世界で一番美しいのはだれだえ?)と、鏡にきくところも、母の顔が美しいので実感がある。指先きに錘が刺さって倒れ、そのまま睡ってしまふ薔薇姫。
それから百年が経って門も窓も、薔薇や蔦が絡まって開かなくなったお城。ハンスとグレェテとが、父親の後から、森の道を歩いて行く。継母の言ひつけで父親が、もう帰っては来られぬ山の奥へつれて行くのではないか、と思ったハンスが道々樹の小枝を折っては捨ててゆき、その小枝を辿って二人は家に帰るが、三日目だったかに、麴麭屑を隠しに入れて行って道々落として行くが、小鳥にたべられてしまって、二人は道に迷ふ。兄弟が辿りついた麴麭とビスケットと砂糖菓子で出来た家は私にとってはたしかに実在する家だった。本郷の青木堂で買ったビスケット、ウェファース、燐寸箱の大きさの、奇麗な箱入りの英吉利チョコレエトで出来た家が、見たことのない、千も万もの木の葉をつけた樹々に囲まれて、幼い頭に映った。
縁飾りのある鏡、美しい継母、母よりも美しい、雪のように白い雪白姫、毒を塗った奇麗な飾り櫛、毒の林檎、硝子の寝柩に横たはったゆきしろ、薔薇のやうに奇麗な薔薇姫、恐ろしい心を持った継母たち、黒いものを着た姿が見えてくる魔法使ひの老婆、真夜中の十二時の鐘が鳴って、王子の城から逃げ帰ったシンデレラの硝子の靴、などが、清心丹の香ひの中で私の目に見えてくるのを、私は覚えた。
日本のお伽噺にも、鬼、悪い狸、意地悪婆さん、なぞが出てくるが、単純な悪であって、私は恐怖を感じなかった。(その頃神田に中西といふ品格のある本屋があって、私はそこで小波昔噺を買って貰ひ、それらの日本の話を知った)西欧の童話にある悪は複雑で、底が深い。女の嫉妬、美への嫉妬、薬殺、陰謀、呪ひ、なぞの薄気味の悪いものが、くろぐろと底に沈んでゐる。感受性が目覚め始めた三つ四つの頃聴いた、これらの恐ろしい童話は私にある影響を与へたらしい。私は今、恐ろしい作り話の小説を多く書く小説家になっている。
『本の本』 ボナンザ 1976年3月号より
Apr 27, 2005 7:34:38 PM | Permalink
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Haunting Images

Haunting Images
『Dittrick Medical History Center』のWEBエキシビジョン。
「Case Western Reserve University」の解剖学教室で撮影された死体と学生の記念写真のコレクション。
今、こんな写真撮ったら一発で退学なんだろうなぁ。
他のエキシビジョンもなかなか興味深い。
『Obstetric Literature and the Changing Character of Childbirth』
産科の歴史
『Smallpox A City on the Edge of Disaster』
1902年にオハイオ州クリープランドで流行した天然痘について
(天然痘患者の写真)
Apr 27, 2005 6:35:36 PM | Permalink
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避妊具ポスター
Contraception Posters and Books
『Dittrick Medical History Center』のコンテンツ。
同資料館収蔵の様々な避妊具を寄せ集めたポスター。
一体どう使うのか想像も付かないものから、左下のレモンみたいにそれって迷信なのでは?というものまで。
これ、全部試したことあるという人が居たら凄いだろうなぁ。
Apr 27, 2005 6:25:03 PM | Permalink
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森茉莉 藻羅は今代沢のアパルトマンで……(BlogPet)
きのうパの、心っぽい中毒♪
ところで代沢で模様へ共存したの?
*このエントリは、BlogPetの「Gernsback」が書きました。
Apr 27, 2005 11:51:04 AM | Permalink
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2005.04.26
本日の画像
海外のスパンキング・サイトで見て、一目で気に入ってしまったお尻絵。肉付きの良いスタイルとロリっぽい年齢不詳感が良いなぁ。
風邪ひいてしんどいので今日はコレだけ。
皆さん、風邪には気をつけましょう。
Apr 26, 2005 5:08:34 PM | Permalink
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2005.04.25
森茉莉 藻羅は今代沢のアパルトマンで……
「本の本」という書誌と集書の雑誌をヤフオクで入手したのだけれど、何故かこの雑誌に森茉莉が何度か登場する。ビブリオマニアと森茉莉というのは何だかちぐはぐな印象なのだが。
今回抜書きしたのは、作家の近況報告のコーナーで、森茉莉へのインタヴューを元に編集部が記事にまとめたもの。
-最初は驚きだったの、それからね、すごく喜んだの。その訳はね、十六、七の時に泉鏡花読みましてね、今だってわからないけど、あれ、文語体でしょ、それで文章が蔓草みたいにひっからまってるからわからなかったの、わからなかったけれども、大変憧れていたの、泉鏡花の文章に-
と、茉莉さんは泉鏡花賞を受賞した感想を語った。
昔、鏡花の中に、禍々しい、悪魔的な色彩に憧れていた少女が、肉体的な変化とは別に心はそのまま成長していった。花嫁になり、母になり、そして今また一人になったが、心は少女のままの、いやそれよりも幼い透明感を持った感覚で息づいている。
茉莉さんは、受賞作「甘い蜜の部屋」の藻羅は私のことを書いたのだとスラリという。薄々はは感づいていたのだが、その言葉で、この作品は茉莉さんの感覚に文章という衣を着せたののだな、と確信する。
-好きな女? 私は自分に興味があるの、私の好きな女って、私なの-
好きなもの、興味のあるものに惚れて、惚れ抜かなければ小説は書けはしない、一心に心を傾けるものがあって初めて人は小説を書き始めるのだろう。そういう意味でいえば、茉莉さんは純粋に小説家である。幼い頃から育まれたナルシズムの産物が茉莉さんの小説なのだろう。その中には読者に対するひとかけらのお世辞も遠慮もない。いわんやいたわりなど論外なのである。
茉莉さんの読者は、被害者であり、茉莉さんは立派な加害者である。読者はただ黙々と茉莉さんの暗く湿った小部屋にいるような、緩慢で濃密な言葉の遊びの中に閉じ込められて読み続け、酔っ払う。が、当の茉莉さんはそんなことには頓着なく、ニヤッと笑いながらまた新しい升目に、クロスワードパズルのような言葉の模様を埋めていく。そして読者は、中毒患者のようにその酔いを求めて読み続ける。
ところで、茉莉さんの書くものの中に、よく父である鴎外が登場してくるが、その父と娘の関係が恋愛感情に似たものを持ってることは、茉莉さんの読者には周知の事実である。しかし、その父に対してさえ、茉莉さんのナルシズムは眠らない。鴎外が愛した同じ量の愛を、茉莉さんは一番愛している父に与えず、自分に注いだ。その関係は、神と人間のそれに似ている。注いでも注いでも満たされない人間を、笑いながら見詰める神が、茉莉さんにとって鴎外だった。
-パァパとつきあったっていうとおかしいけど、十八年居てね、神様ってものはパァパだと思ってたの、あまりに善良でね-
鴎外は押さない茉莉さんを膝に抱いて背中を叩いてくれたという、そして独逸の童話を話してくれたと……。
-パァパの膝に抱かれて乗ってるとパァパがオーきな樹に見えるの、ユーガな樹でね。太い樹だけど枝がたくさん被さってて、そこにたくさん、千も万も、モー数えきれない小さな花と花が、それが、こう、揺れているようなね、それで、笑うと微笑うとその花が揺れるの-
それは園遊会で鴎外がポケットに忍ばせて持ってきてくれた、チョコレートやマカロンと一緒に茉莉さんの心のポケットに大事に仕舞われている父鴎外の思い出である。そして茉莉さんのパァパという言葉の響きの中に、彼女にとっての鴎外を感じる。
しかし、一生に一度巡り会えるかもしれない、本当に愛し得る人と十八年間共に暮らしたのだということを確信したのは、茉莉さんが鴎外と別れる時だったという。萎縮腎で死を予知しながらも、それを隠して嫁ぐ娘の旅立ちを送る鴎外の目に「お茉莉行くな!」の言葉を見ながら、自分はこんなパァパを捨てていく悪い娘なのだ、と汽車に乗ったが、その鴎外の目の言葉が、若く柔らかい茨の刺になって胸につき刺さってから、それからずっと刺が痛んで、本当の恋はできなくなってしまったのだという。
そんあ茉莉さんが、作家としての鴎外を語るとき、パァパとは鴎外を呼ばない。
-鴎外の文章の美しさは大変なもので、象牙の柄に細かく尖ったもので彫ったようなもんですよ。むろん私は鴎外の翻訳文学を読んでるうちに乗り移っちゃって「枯葉の寝床」を書いたんだから文章は素敵、素敵だけど悪魔がないからヤなの。草野心平さんが「森さんが書いたのは鴎外では書けないよ」っておっしゃったけども、それは悪魔がね……だけど、ヤだけど感服しなくちゃならないのは、鴎外の文学の中には薄い黄色の灯が見えるの、善意の灯、それは人によっては悪魔より素敵なことかもしれないの、それはよくわかるの、きれいな神の灯なの-
悪魔がないから……とは、いかにも茉莉さんらしい、茉莉さんでなくては持てない評価だ。事実、茉莉さんの創り出す言葉の下にはいつも悪魔がいて、黒い息を吹きつけていく。それが茉莉さんの文学を奇妙に生き生きとして、エロチックなものにするのだろう。
今も茉莉さんは代沢のアパルトマンで、まだ書き足りない藻羅を書いている。茉莉さんに手懐けられた悪魔と共存しながら……
『本の本』 ボナンザ 1976年5月号より
Apr 25, 2005 8:14:22 PM | Permalink
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本日の画像
本日の画像は、Billy & Hellsという写真家の作品。
こういう色調、本当に好きだなぁ。
Apr 25, 2005 7:37:26 PM | Permalink
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Thomas Allen
BOOKS: Uncoverd (SEESAW MAGAZINE)
『SEESAW MAGAZINE』のコンテンツで、Thomas Allenというアメリカのアーチストの作品。
ペーパーバックのカバーアートを切り抜いて、飛び出す絵本風にした作品。
アイデアが面白いねぇ。
Apr 25, 2005 4:11:42 PM | Permalink
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『マインド・ゲーム』 湯浅政明
DISCASによるレンタルで視聴。
STUDIO4℃が制作ということで森本晃司が監督だと思ってたら、「クレヨンしんちゃん」の湯浅政明が監督だったのね。見るまで知らなかった。
原作はロビン西の同名の漫画。
サイケデリックな色彩と伸びたり縮んだり歪んだりしながら縦横無尽に動き回るキャラクター。押井守の『イノセンス』が実写を超える映像表現としてのアニメーションの頂点だとすれば、『マインド・ゲーム』はアニメーションでなければ表現できない映像表現の頂点ではないだろうか。最初から最後までハイテンションで貫き通す、まさに映像の洪水としか言いようのない過剰な映像は、もう凄いとしか言いようがない。特にラストの鯨の腹からの脱出シーンは本当に素晴らしい。傑作。
吉本興業の芸人が声優をしているのだけれど、テンションの高い映画ということもあって違和感はなかった。
allcinema ONLINE:MIND GAME マインド・ゲーム
IMDb:Mind Game
Apr 25, 2005 2:39:20 PM | Permalink
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『続・若草物語』 ルイザ・メイ・オルコット
『若草物語』に続いて、『続・若草物語』も読了。このシリーズは前四作で後、『第三・若草物語』、『第四・若草物語』と続くのだけれど、第三・第四はジョーとベア先生が作った学校でのお話がメインでマーチ家の四姉妹の物語としては『続・若草物語』で完結しているといって良いと思う。(というか、第三、第四・若草物語って全然売ってるとこ見ないんだけど)
続編は前作の3年後のお話。メグの結婚と出産、ローリーの失恋、ベスの死、ローリーとエイミーの結婚と、ジョーとベア先生の出会いと結婚が描かれる。前作に比べて皆成長していることもあって、恋愛話が中心で、説教臭いラブコメといった感じ。
気に入らないのはベスの死の取り扱い。
ベスは自分の死を受け入れ、安らかに一人死んでいき、残された家族もこの理不尽な死を深く悲しみながらもベスの天国での幸福を信じ受けれるのである。僕にはどうもこれが納得できない。十分な人生経験を積んだマーチ氏や夫人は兎も角、当の本人であるベスや、あのジョーですら死を運命として受け入れる。勿論、そういう物語、そういう時代であるというのは理解できるのだけれど、僕は子供や若者が世界の理不尽さに対してあっさり納得してしまうことは悲しすぎることだと思うし、そういう子供や若者を見たくない。世界の理不尽に大して、あらゆる理屈やしがらみを超越して異議を唱えることが許されるのは、子供や若者の特権ではないのだろうか? その特権を行使しない/できないベスやジョーはなんと哀れで悲しいことだろう。
Apr 25, 2005 1:16:14 PM | Permalink
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2005.04.22
本日の画像

『Marx-Out-of-Print』で拾った、可哀想だけれど凄くラブリーなギプス犬写真。
これ階段登れるのかしら?
Apr 22, 2005 8:07:57 PM | Permalink
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S.Dali + 3 Marxes
Theatre Arts Monthly - October 1939 - Dali's 3 Marxes
『Marx-Out-of-Print』のコンテンツ。
サルバドール・ダリとマルクス兄弟の交流についての雑誌記事なんだけど、スキャン画像の為、翻訳ソフトが使えないんで読めない(泣)
ダリがマルクス兄弟の次男ハーポに有刺鉄線を巻きつけたハープを送ったという話は聞いたことがあったけど、ハーポやグルーチョの絵まで描いていたというのは知らなかったなぁ。
あと、元サイトの『Marx-Out-of-Print』はマルクス兄弟に関する記事が掲載された雑誌のスキャン画像を収集している素敵サイトなんで他のコンテンツも観るよろし。
Apr 22, 2005 7:52:16 PM | Permalink
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パティー・ハースト事件
Washington Interns Gone Bad: The Blog (Sunday, April 17, 2005)
パティー・ハースト事件に関する「NewsWeeks」誌の特集記事のスキャン画像が公開されてる。
パティー・ハースト事件は、1974年に新聞王の娘、パトリシア・ハーストがテロリストにより誘拐された事件。この事件が他の誘拐事件と異なるのは、被害者であるパトリシアはあろう事かテロリストの思想に共感(洗脳?)、そのままテログループのメンバーとなりテロ活動に身を投じてしまった上に、それが大々的にマスコミに報じられたこと。
この事件の詳細については、『マジソンズ博覧会』の『悲惨な世界#14 じゃじゃ馬ならし』で詳細に述べられてるので参照のこと。
参考:『悲惨な世界#14 じゃじゃ馬ならし』(マジソンズ博覧会)
Apr 22, 2005 7:04:55 PM | Permalink
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『愛がなくても喰ってゆけます。』 よしながふみ
漫画家のYながFみが、同居人でアシスタントのS原を始めとする友人達と美味い外食をひたすら食べまくるという漫画。登場するレストランは実在だけど、登場人物などはフィクションということになっている。著者のよしながふみは、ドラマ化もされた『西洋骨董洋菓子店』を描いた人。
とりあえずこの漫画が素晴らしいのは、とにかく出てくる料理が皆美味そうなこと。絵が巧いとか描写が良いとかそういう話ではなく、コマの間から作者の「この料理本当に美味しいんだよぉ!」という想いが漂ってくる感じ。漫画の中で、主人公のYながFみは友達を自分のお気に入りの飲食店に連れて行って、「これ美味しいでしょ、美味しいでしょ」と勧めまくるのだけれど、そのパッションがそのまま本から飛び出して読み手に伝わってくる。
料理漫画の殆どが料理を作る漫画であったり、あるいは料理に関する薀蓄を語る漫画であるのに対して、この漫画は、ただひたすらこのレストランの料理はなんて美味しいんだ!ということだけを叫んでる漫画なんだなぁ。
あと、フィクションと謳ってある通り、内容的にはエッセイ漫画に近いかなり事実に基づいた内容だと想うんだけど、表現手法としては完全にフィクションのそれなのが、またちょっと面白い。書き下ろしの最終話なんか主人公のYながFみ自身は登場しないなんてことまでやってて、そういうことってエッセイ漫画じゃ無理だよね。で、わざわざフィクション仕立てにして、恋人ではないけど同居しているS原とか幾らでもドラマを展開できるような人物を配置してても、そこらはあくまで添え物で、基本的には美味い美味いといって食べてるだけ。というのも良い。
とにかく、これだけ読んでて、美味そうで食べたくなる漫画はそうないよ。
Apr 22, 2005 2:59:41 PM | Permalink
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2005.04.21
Edland Man Photography
Edland Man Photography
オランダの写真家、Edland ManのWEBギャラリー。
Apr 21, 2005 9:34:38 PM | Permalink
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Gerard Dubois
Gerard Dubois Web Site
フランスの画家、コラージュ作家、Gerard DuboisのWEBギャラリー。
コラージュ作品も面白いけど、「CULTURAL」にまとめられてる絵画作品の方が好み。
描かれる人物は何故か皆不健康そうだ。
Apr 21, 2005 9:24:49 PM | Permalink
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『鉄腕バーディー 8巻』 ゆうきまさみ
凄く面白いんだけど、新たに何か感想があるかというと何もない。
そういえば、この間、1983年の『OUT』を読み返したんだけど、この頃からゆうきまさみってあんまり変ってないのな。丁度ヤマトタケルの冒険」の連載が始まった辺り。勿論、20年の月日を経て技術的な面では巧くなってるし、昔はお気楽なアニパロとかギャグとか描いてた訳だけど、ノリとか雰囲気とかは全然変らんなぁと思ったよ。
Apr 21, 2005 8:15:36 PM | Permalink
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John Willie
La Mansarda di Miele John Willie
Un petit message d'avertissement de Gwendolyne
(少なくとも僕にとっては)ボンデージアートの神様、John WillieのWEBギャラリー。
西洋版、伊藤晴雨とでもいうべき人。両人とも絵だけなく写真も撮るという点でも共通してるね。
ウィリーの代表作ともいえるのが「The Adventures of Sweet Gwendoline」という漫画で、実はこの「Hugo Strikes Back!」を始めるとき、名前候補としてもう一つ考えてたのが「Sweet Gwendoline」でした。ちなみに、この作品は「ゴールド・パピヨン」というタイトルで映画化されてるんだけど、出来の方は……
1999年に復刻されたけど現在は絶版。すげー欲しいけど高くて買えない。
Apr 21, 2005 4:14:06 PM | Permalink
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『てるてる×少年 11巻』 高尾滋
「てるてる×少年」もこれにて完結。
前巻から引き続き、ばたばた駆け足の印象のまま終わってしまったという感じだなぁ。お話を収束させるのに精一杯で、主役である紫信と才蔵へのフォーカスが物足りない。物語の核心からこの二人は微妙に外れていて、何だか巻き込まれてしまっただけの人になってしまってるんだな。二人のお話はもう9巻ぐらいで方が付いてるし、基本的にお城だのといった制度や仕組みに関心のない人たちだからなぁ……
あとこれは好き嫌いだけど、最後まで辛い展開が続いた所為かラストに爽快感があまり感じられないのも残念、もっとハッピーな終わりが見たかったな。
しかし、中盤あたりの紫信の可愛さったら尋常でなかったなぁ。もうそれだけで良いやって感じ。
Apr 21, 2005 2:57:02 PM | Permalink
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2005.04.20
非合法芸術
illegal-art.org
著作権や知的所有権関連でヤバそげな作品を集めたサイト。
Apr 20, 2005 7:24:42 PM | Permalink
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Tim Flach Photography
Tim Flach Photography
イギリスの写真家、Tim FlachのWEBギャラリー。
一瞬、何だこれっ?! って思わせる動物写真(人間も居るけど)を撮る人。
こういう切り取ったり、或いは視点を変えることで既製のフォルムを崩しちゃうというのは面白いね。
Apr 20, 2005 4:34:40 PM | Permalink
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WEBで見かけた気になる本
オリバー君でお馴染みの康芳夫の自伝なんだけど、これって最近出た本だったんだね。
何故かずっと前に出た本で、古本屋で探さないと入手できないと思ってたよ。
Apr 20, 2005 4:01:38 PM | Permalink
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『鬼虫 5巻』 柏木ハルコ
これにて完結。何か最後にもうちょっとあるかなと思ったら意外とあっさり終わってしまったという感じ。結局、マナメのキャラクターが強すぎて、トラゴがそれに抗し切れなかったという印象だなぁ。ラストもちょっと何がいいたいのか良く判んないし。
ただ、基本的にマナメとかトラゴとか、こういうバイタリティ溢れる強い女性の出てくる話は好きなので結構好きな作品ではある。
Apr 20, 2005 3:39:42 PM | Permalink
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『星の島のるるちゃん 2巻』 ふくやまけいこ
2巻で完結。今回、文庫化にあたって最終話を書き下ろしている。10年のスパンを挿んでの書き下ろしが全く違和感がないのは凄いというか、進歩がないというか。あと、水玉蛍之丞の解説付き。
書き下ろしの最終話は、ロボット少女エリちゃんのお話で、なかよし掲載という枷が外れたせいか、いきなりスケールの大きなSF話。最近、ファンタジーなお話ばかりなので、書き下ろしでふくやまけいこのSFが読めるなんて、それだけでハッピー。
前にも書いたけど、早川にはこのままふくやまけいこの作品の文庫化を継続してってもらいたいなぁ。
Apr 20, 2005 3:33:05 PM | Permalink
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2005.04.19
本日の画像
何処ぞで見つけたピンナップの女王、Betty Page のペーパードール。画像のサイズが小さいの残念だなぁ。これはちょっと本物が欲しい。
あと、おまけでBetty Page の着せ替え人形写真。
Betty Pageというよりカルーセル真紀みたい。
Apr 19, 2005 7:41:20 PM | Permalink
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トイレットペーパー博物館
The Virtual Toilet Paper Museum
トイレットペーパーに関するWEBミュージアム。
トイレットペーパーの歴史に関する解説や、19世紀末から現代に渡るトイレットペーパーのコレクションなど。
Apr 19, 2005 4:19:06 PM | Permalink
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アウトコールとイエローキッド
The R. F. Outcault Society's Yellow Kid Web Site
『たけくまメモ』の『W・マッケイとアニメーションの始原』の中でチラリと触れてる、世界で始めて、コマ割りとフキダシによる台詞という漫画のスタイルを生み出した、リチャード・フェルトン・アウトコールと、その彼の作品、『イエローキッド』に関するサイト。
Apr 19, 2005 3:32:40 PM | Permalink
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The Official Predicta Television Site!
The Official Predicta Television Site!
Telstar Electronicsという会社が作ってるレトロフューチャーなデザインのテレビ。
Apr 19, 2005 3:04:24 PM | Permalink
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BILL TRUPIN
BILL TURPIN PROSTHETIC MAKE-UP
ちょっと前に『タマヒメβ版』でも紹介してた、特殊メイクアップアーチストのBILL TRUPINのWEBギャラリー。『トロイ』とか『キングアーサー』とかに参加してる人らしい。
特殊メイクも凄く巧いんだけど、写真の感じがとても良い。
処で、下段の写真みたいな兎口とか欠けた耳とかどうやってメイクしてんだろうか?
Apr 19, 2005 2:49:38 PM | Permalink
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人魚をめぐる近代人物伝・文化誌
東京人形倶楽部あかさたな漫筆
人魚にまつわる人物や文化などについての読み物。素晴らしい!!
思わず仕事をサボって読みふけってしまいそうになりました。
とくに気になったのは、南新二という明治期の作家のこと。「湯殿と便所が人間となって橋の上で出会うという奇妙な味わいの話湯殿と便所が人間となって橋の上で出会う」なんてお話、是非とも読んでみたくなるなぁ。
処で、中国や日本といったアジア諸国、ヨーロッパの方では人魚のお話というのはよく知られてるけど、南半球や太平洋諸島などには人魚の伝承というのはないのかな? 寡聞にしてしらないのだけれど。
※画像は20世紀初頭のフランスのグラビア誌、「La vie Parisienne」より人魚図
Apr 19, 2005 1:10:15 PM | Permalink
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纏足の作り方(BlogPet)
きょうは、Hugoで緊縛したかも。
しかしHugoが我慢された!
Dollybird Vol.5ホビージャパン2005-05-02by G-Tools『妖精と黒薔薇の書架』で知ったんだけど、『Dollybird』の最新号の特集が、シャーリー・テンプルとのこと、買わんといかんな。
参考:シャーリー・テンプル(Hugo Strikes Back!)
*このエントリは、BlogPetの「Gernsback」が書きました。
Apr 19, 2005 11:52:20 AM | Permalink
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予約したもの
いつの間にか、amazonで『Mr.インクレディブル』の予約が開始されてた。
という訳でポチっと予約。6月15日発売。
これってピクサーらしさもあるにはあるけど、監督のブラッド・バードの色の強い作品だよなぁ。今までラセターが監督しようが、他の誰かが監督しようがあまり違いは感じられなかったけど、外部の人間であるブラッド・バードを呼んで作った本作はちょっと異色作といえる。そういう意味で恐らく付くであろう特典ディスクのメイキングが楽しみ。
Apr 19, 2005 11:49:09 AM | Permalink
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